牛です。
こちらの大皿、「マルティグラス」と呼ばれるもの。
マルティグラスとは、マルティプル・レイヤー・ガラスの愛称で、透明感のある多重積層ガラスのことです。
柔らかな緑色で牛が表現されていて、砂糖菓子のようにも見えます。
シールには「FTG」「MULTIPLE LAYER GLASS」。
大正8年にこの技術が生まれ、ガラス職人によって、一品一品手づくりで仕上げられてきたのだそうです。
昭和63年には、福岡県知事指定特産工芸品に指定されています。
光に透かすと、紫色のガラスであることが分かります。
表がスリ加工であるのに対して、裏はツヤがあり美しい。
何かを盛りつけるには少し気が引けるくらい手の込んだ造りです・・・
そして、何と言ってもこのつぶらな瞳がたまりません。