伊万里、江戸中期の蕎麦猪口です。
絵付けは「雪中筍掘図」
呉の孟宗が、
雪の積もる竹林に入って、
雪の積もる竹林に入って、
病気の母の好物である筍を得た…という中国の故事で、
ありえないことが起こる例え、
また、孝行の深い例えでもあるそうです。
蕎麦猪口をぐるりと回してみると、筍も描かれています。
雪中の筍は、器の絵として用いられる事が多いのですが、
この可愛らしいデフォルメは珍しいのだとか。
雪の中で母を想い、せっせと筍を掘る孟宗。
素朴な色味とタッチの中に、その情景を思い浮かべました。
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